そんなピロウズ節を久しぶりに聞いて大興奮。テンションを富士山を越える勢いで上昇中!ところどころで、本当にかっこうわるいピロウズっぽくない言葉が増えてきたのが、ばらまかれたマキビシみたいに痛いけど、そんなもんじゃテンションは下がらないくらいに絶好調。
二曲目の「YOUR ORDER」のイントロのスピードダウンで再び疑い始めるけど、一気にスピードアップするビートにテンションも追い越さない程度に加速。
『ニューオリンズから戻った キミの猫が大人びた顔で
ファッツドミノから習った ピアノを披露してみせると言う
変だろ 笑うけど この感じ』
こういう歌詞が最近増えてきた。何だか知識がないと笑えないジョークみたいで、ちょっとつらい。最後の「変だろ・・・」がとってもいい感じ。
『好きな色を選んで 何度でも混ぜれば良い your order』
歌詞カードを見ないと気がつかないのだけれど、ずっと「何度でも混ぜればいい
ようだ」って聞こえていたし、絶対に狙ってる!格好悪い!これがさわおクオリティー。ちなみに、「好きな色・・・」はもう最高に好き。何となく前作の名曲「ACROSS THE METROPOLIS」につながる部分がある。まあ、今回のアルバムはそういうキーワードが満載だけど。
三曲目「メロディー」。これ、大好き。所々に入ってるカタカナがいい味出してる。
『誰からも嫌われないヒーローに 憧れた事は無いんだトラブルメーカー 気にしてないぜ』
とか言ってるくせに、
『本当は・・・
誰からも嫌われないヒーローに 憧れた事もあるんだパイドパイパー キミに似合いたいな』
なんて最後に歌っちゃう幼さ。
『拝啓 ベートーベン
音を失っても奏で続けたメロディー
僕を奮わせる』
もなんかいい。だけど、好きな意味で許せないのが、最後の方に入ってくる「I KNOW MELODY」という英語。「愛のメロディー」だよね、これ。歌詞カードには・・・
『聴いて I know Melody
キミに愛のメロディー』
書いちゃった!この恥ずかしさが素敵すぎる。恥ずかしすぎて眩しくすらある。
次は「LEMON DROPS」。すべて英語。ピロウズが英詩をやると『歌詞は最低!メロディー最高!』って感じになるんだけど、その法則がバッチリ当てはまる。ただ格好いい部分もある。
『I want to hear more her songs
Hello,Hello,her rock』
HELLO, HELLO・・・とか最高すぎる。
五曲目の「FOXES」は脱力系。次に名曲が控えているだけに、それを知ってると何だか待ち遠しい。苦手でスキップしたくなるけど、存外嫌いじゃない。でも、歌詞がすべて英語というわけで、苦手なのでパス!次行ってみよう!
次の「BEYOND THE MOON」はアルバム一位二位を争う名曲。「NINNY」とか「MY GIRL」とかそういうタイプの曲で、もう文句のつけようがない。片思いソングで、相手を「ひまわり」自分を「三日月」に例えている辺りで、さわおセンスが大爆発。もう誰も止められない。
『夜明けの狭間 会えるけど すぐに太陽がキミを奪う』
から始まって、
『キミが眠ってる間だけ 輝いている僕は三日月
どんなに強く照らしても 眩しいなんて事は無いんだ』
とか、
『星に励まされ今夜も青く光るよ 振り向かれないけれど』
やら、
『叶わぬ夢を見て少しずつ 欠けて無くなりそう』
さらに、
『キミが知らない子守唄を 歌い続ける僕は三日月
満月にさえなれないのに 太陽なんてまるで別世界』
終いには、
『MY BEAUTIFUL SUNFLOWER, I LOVE YOU...』
なんて叫びで終わる辺りが最高に恥ずかしい。ま、ピロウズの片思いソングの傑作はやっぱり「MY GIRL」だけどね。これも甲乙つけがたい。ああ、NINNYもいいなぁ・・・
次!
「ストロボ・ボーイ」。ストロボの一瞬の眩しさが曲に現れているように、サビだけ激しい!好みの曲。
『苦手だった 優しく振る舞うなんて 嘘をついた後の気分 逃げ出したい
キミはちょっと僕を油断させる術を 身にまとった猫のよう そっと寄り添って』
ここら辺がピロウズっぽい。ちなみに、俺が「ピロウズ節」「さわお節」など考えて使い分けていっている訳ではないので、同義語とお考えください。
で、次はシングルで出た「雨上がりに見た幻」。最近になってようやく気がついたんだけど、このタイトルって「虹」のことだよね?ハイブリットレインボウって名曲がピロウズ(おそらくファンよりも当人たちの方が思い入れがありそう)にはあるから、そこら辺に引っ掛けているんだろう。安直な気もするけど、嫌いじゃない。名曲かもしれないけど、
『足跡の無い道を選んで ずいぶん歩いたな
荒野の果て 何処かにきっと 足跡残ってる
それだけが それだけが 生きた証
それだけが それだけが 僕らの誇り』
っていう部分を聞く度に胸が痛む。ピロウズらしい歌詞だけれど・・・クリスチャンには聞くだけで涙が出そうな歌詞じゃないかな?悲しすぎるよ、そんなん。
気分を変えて、次はまたまた英語オンリー。「LIFE SIZE LIFE (The bag is small, and I don't enter)」。サブタイまでついてる。音がいい。歌詞だけならば、
『She's a modern Venus.
Be my, Be my girl!』
辺りがかわいい。男の子っぽさがいい。
最後を飾るのは、いつも通りの小物。このアルバムを終えるのに最高の小物。ノリノリの一曲。「PRIMER BEAT」。雰囲気はアルバム「GOOD DREAM」の「ROSY HEAD」に似ていて、小物感が爆発。こういうのを作らせたらピロウズは本当にうまい。名曲と呼ぶには力不足だけど、それでも力強い。
『いつかは終わっちゃうんだ 映画みたいにさ
エンドロールこそ流れなくても
ラストにお似合いの ファンファーレを喰らって
タイムアップ
間違いないぜ それは確かだ 宇宙の摂理に飲み込まれて
DNAのスパイラル 魂のバトンタッチ
ジ・エンド』
と、
『止まってる時計だって一日に二度
確かな時間を差せるのに 半端に狂っちゃった僕ら
ずっと居場所がない 黄昏てんだ
キツネの森で握手 紛れ込んだ晩餐会
嘘を紛らわすシロップが目立って 変に甘ったるいんだ
飲み込んだ振りも限界』
辺り(もうこれ、歌詞の80%くらい)が最高!また聞き直したくなるテンションでアルバムは終わる。
ちなみに、「雨上がりに見た幻」がバンドの歴史ソング、見たいな扱いを受けているせいか、今回のアルバムにはかつての曲で使われた言葉が多く見られる。狙っているのか、その言葉が好きなのか、わからないけど何個か取り上げてみる。
一曲目「DANCE WITH GOD」から、
『DANCE WITH GOD!』
アルバム「MY FOOT」のインスト「MARCH OF THE GOD」のタイトルに似てる。
二曲目「YOUR ORDER」から、
『好きな色を選んで 何度でも混ぜれば良い』
「ACROSS THE METROPOLIS」の『好きな色 好きな絵を描いて 隙間ないくらい壁はカラフル』に似てる。
三曲目「メロディー」から、
『・・・憧れた事もあるんだ パイドパイパー』
前回のアルバムのタイトル「PIED PIPER」。
『I KNOW MELODY』
アルバム「ペナルティーライフ」の一曲「I KNOW YOU」・・・でも、これは関係ないか。
四曲目「LEMON DROPS」から、
『HELLO, HELLO, HER ROCK』
シングル「LADYBIRD GIRL」の二曲目「AND, HELLO!」・・・これも関係なさそう。
五曲目「FOXES」から、
『I need clown's make-up.』
アルバム「HAPPY BIVOUAC」の名曲「FUNNY BUNNY」の「ああ 道化師は素顔見せないで」っぽい。強引か。
六曲目「BEYOND THE MOON」から、
『My beautiful sunflower』
アルバム「THANK YOU, MY TWILIGHT」から「MY BEAUTIFUL SUN( IREANE)」・・・タイトルだけ。YGBCの皆さんは驚かないように、俺が作ったのではありません。実際にそういう曲名なんです。元ネタは洋画の女優だと思うんだけど、俺、そういうの疎いからわからない。
七曲目「ストロボ・ボーイ」から、
『カーニバルみたいな光を放つ』
『ターミナルはきっと別だとしても』
アルバム「HAPPY BIVIOUAC」の名曲「カーニバル」、アルバム「PENALTY LIFE」のシングルにもなった「TERMINAL HEAVEN'S ROCK」、タイトルつながり。
八曲目「雨上がりに見た幻」
『太陽とも解り合って 虹を出せるかな』
他タイトルそのもの。
アルバム「LITTLE BUSTERS」の名曲「ハイブリットレインボウ」、虹つながり。
九曲目「LIFE SIZE LIFE」サブタイ省略、から、
『She's a modern Venus.
Be my, Be my girl!』
アルバム「MY FOOT」の名曲「MY GIRL」、でも強引か。
十曲目「PRIMER BEAT」から、
『いつかは終わっちゃうんだ 映画みたいにさ
エンドロールこそ流れなくても ラストにお似合いの
ファンファーレを喰らって』
アルバム「SMILE」の「WINNING COME BACK!」かと思いきや、歌詞そのものはアルバム「PENALTY LIFE」の「TERMINAL HEAVEN'S ROCK」のほうが似てる。
こんだけ、似通った歌詞があると「狙ったのか?」と疑いたくなる。でも、まあ、どっちでもいいや。
今回のアルバムはよかった。また次のアルバムが出たら買おうって気になるよ。もう十何回も通して聞いている。俺が通して聞くなんて珍しいんだぜ?まあ、38分弱と短いアルバムだけどさ。
アウイェー!